JLCPCBのCNCサービスでロボットの機体を製作!
2024/6/1 🖊だいなすた
設計
2025年シーズンのロボットは、デザイン、パフォーマンス面における「身軽さ」をコンセプトに設計を始めました。強度を考慮しながらもできるだけ大きく穴をあける場所を増やし、 中の部品にアクセスしやすくすることを意識しました。
今回のスポンサーの紹介
今回もJLCPCBにご支援いただきました。CNCで機体の製作がしたいとお願いしたところ、快く引き受けていただきました。興味のある方はぜひ下記リンクをチェックしてください!
製作方法
2023年シーズンまでは部活にあったCNCを使っていましたが、卒業しているため使うことができません。 そこで私たちがプリント基板発注でお世話になっているJLCPCBのCNC加工の発注を利用することにしました。
発注
①設計したデータを発注時にアップロードできるファイル形式で出力します。使えるファイル形式は
STEP、STP、DWG、DXF、PDF、Zip、Rar
です。ファイル形式は正しくても読み込めないことがあるかもしれません。私たちのチームでは設計はFusion360で行っているのでSTEPファイルで出力しました。
②下のリンクからJLCPCBのCNC加工発注ページにアクセスして「3Dモデルのアップロード」をクリックして出力した設計データファイルをアップロードします。
PCBプロトタイプ&PCBファブリケーションメーカー - JLCPCB (jlc3dp.jp)
③各種設定を行います
今回は画像のような設定にしています。基本的に差し支えなければ「最も厳しい公差」、「表面粗さ」、「穴あけ」については初期設定から変える必要はありません。
また、ネジ穴はアップロードしたデータにネジ穴までつけておけばあけてくれました。今回は表面仕上げにマットブラックのアルマイト処理を追加しました。
アルマイト処理だけでなくほかにもいろんな仕上げ方法があります。
④見積もり依頼
右にある「見積もり依頼」をクリックして発送の設定を行います。受け取る住所や輸送する会社を選択します。今回はOCS Expressを選びました。
最後に「発注」をクリックすると数日後にアカウントのメールアドレスに見積もり結果が届きます。
⑤製造開始
見積もりが完了したことを知らせるメールが届くと注文履歴の見積もりをした部品のところに「支払う」というボタンが現れます。
このボタンを押して支払い画面から支払いを完了させると部品の製造が開始されます。
到着
部品がついに到着しました!アルマイト処理をしたことで表面が滑らかに仕上がっていました。バリとかも特にありませんでした。 スペーサーを使って少しロボットを組み上げてみました。黒で統一感があってとても満足いく仕上がりです!今後もJLCOCBを使っていこうと考えています。
最後に
今回使用したJLCPCBはCNCだけでなく3Dプリンターや、プリント基板加工の注文もすることができます。JLCPCBだけでロボットや、おもしろい機械を作れます!安くて早いのも特徴なので、ぜひ皆さんも使ってみてください!